​橿原市

 橿原市は、奈良県のほぼ中央に位置し、東西7.5km、南北8.3kmの広がりを見せ、東は桜井市、西は大和高田市、南は高取町・明日香村、北は田原本町と接しています。面積は39.52km²で、全体的に起伏が少なく、市内の中央部には飛鳥川、西には曽我川が流れています。

 鉄道網ではJRと近鉄が縦横に走り、合わせて13の駅があり、また国道24号・165号・169号と道路網も発達し、大阪からは30~40分、京都からは約1時間、関西国際空港からは約1時間、名古屋からは約2時間と交通の便も良く、古代から交通の要となっています。

 7世紀には「藤原京」が置かれ、その大きさは、東西方向約5.3km、南北方向4.8kmで、平城京、平安京をしのぐ古代最大の都です。また、大小の道路により区画された町割り制度「条坊制」が敷かれ、わが国初の本格的計画都市として栄えていました。「藤原京」はわずか16年で首都としての機能を終えましたが、大宝律令の制定、貨幣の発行など、日本の歴史上に大きな役割を果たしました。

 

 また、江戸時代には一向宗の寺内町として建設された「今井」が活発な商業・金融活動を開始し、堺と並ぶ自由都市として経済的発展を遂げ、「大和の金は今井に七分」と称されるまでに至りました。なお、現在も町の大半の町家が大切に保存され、江戸時代の姿を残しています。

 万葉の時代を偲ばせる名勝大和三山(畝傍山:標高199m、耳成山:139m、香具山:152m)に囲まれた特別史跡藤原京跡、江戸時代の面影を残し重要伝統的建造物群保存地区に指定された今井町など、市内には様々な歴史的文化遺産が点在しています。

 

 千年の歴史が見え隠れする橿原市。大和朝廷時代には歴史の中心として、江戸時代には自由都市として栄えた橿原には、日本最初の都城藤原京、江戸時代の面影を残す今井町、神話と伝説が交差する神社仏閣、そして日本最古の歌集・万葉集があります。

 

多彩な魅力に包まれた橿原に是非足を運び、どうぞごゆっくりご覧ください。